ツノダ チエミ
  角田 智恵美   人間健康学部 総合健康学科   准教授
■ 標題
  麻疹ウイルス抗体維持に及ぼす麻疹既往と幼児期ワクチン接種の影響(第1報)-九州女子短期大学養護教育科学生の麻疹ウイルス抗体保有状況―
■ 概要
  九州女子短期大学に所属する学生の麻疹ウイルス抗体保有状況を把握するために質問紙調査を行った。麻疹の既往や過去のワクチン接種についても同時に調査した。解析の対象は、ウイルス抗体価を測定し、質問票に回答した養護教育科学生209人であり、そのうちHI抗体価測定者は70人、IgG抗体価測定者は139人いた。HI抗体価を測定した学生の
47%が、8以上で陽性と判定されたのに対し、IgG抗体価測定者では、約77%が抗体価4以上で陽性であった。HI抗体価においてもIgG抗体価においても麻疹の既往は抗体保有に関連している傾向があった。幼児期の麻疹麻疹ワクチン接種は、麻疹既往のない学生において抗体保有と関連が認められなかった。一方、例数は少ないが、麻疹既往がある学生においては幼児期ワクチンの接種者の方が、抗体価の維持ができていない可能性が示唆された。

  岡田三津子  長谷川勝久  ほか6名
  共著   九州女子大学紀要   九州女子大学・九州女子短期大学   45(2),63-78頁   2008/09